室内空気測定 4 アクティブ法(吸引法)


こんにちは(‘ω’)ノ

大遅刻でございます。もうしわけございませんーーーーーーーーーー。

時を超えたお約束、室内空気測定 4 アクティブ法(吸引法)についてお話しします。

 アクティブ法(吸引法)とは?

アクティブ法は、定量ポンプなどを使用して強制的に空気を吸引して、
空気中の化学物質を測定対象物質に応じた吸着剤に捕集します。

アクティブ法は、専用機器を用いて行う測定方法の為専門者(シックハウス診断士等)が行なうことが原則です。
吸引ポンプを使用するため、吸引量が明瞭で、短時間の測定も可能なので、最大濃度を測定する場合や正確な測定が必要なときに適した方法です。

検出できる化学物質は厚生労働省が定めている13項目すべて採取できます。

サンプリング方法(手順)

新築・改修工事での施工後測定の場合、測定するお部屋の工事(清掃も含みます)が終わって周りからの影響を受ける恐れがなくなった後、30分以上換気を行ってください。その後、測定対象の部屋を密閉して測定します。


新築の場合は30分間、居住住宅では24時間ポンプで空気を吸引し、1箇所あたり30分間。二重に測定(同時に2検体採取)します。
測定箇所が複数ある場合、機材を順番に移動させて実施していきます。

厚生労働省が定める13項目すべて採取の例




密閉~測定完了までは ‼‼もちろん開閉禁止・立入禁止です‼‼
じぃーーーーーーーーーーーーーと我慢してください。

パッシブ法実施での注意点

1.測定実施期間は現場作業員に周知徹底してください

2. 扉、窓などはすべて設置完了しているお部屋で測定
 測定前5時間以上、測定中は密閉状態にします。
  扉がないお部屋での測定は養生シート等で密閉する必要があります。
  測定するお部屋を選ぶときは注意してください


3.検出する化学物質によって金額が異なる
  アルデヒド類とVOCではパッシブ法でも金額が異なります。
  が、クロルピリホス、フタル酸ジ-n-ブチルはめっちゃ高いです。
   

4. 費用は高額です
  測定技師が専用の機械を用い、2回採取します・・・。

5.屋外測定、トラベルブランク測定が必要です
 4.の高額になる一因でもありますが、屋外測定・トラベルブランク試験が必要です。
 トラベルブランク試験は、試料採取準備時から分析時までの汚染有無確認のために行うものです。

アクティブ法は高額になる傾向があるため、採取箇所数や分析したい化学物質を的確に選んでください。
但し、採取にかかる時間は短くて済みます。
まさに適材適所でお願いします(o_ _)o))

 

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